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洲崎パラダイス 赤信号 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 洲崎パラダイス 赤信号
製作国
上映時間81分
劇場公開日 1956-07-31
ジャンルドラマ,ラブストーリー,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
ビックリした!見る前は川向こうの歓楽街【洲崎パラダイス内】で繰り広げられるオハナシなのかと思っていたら、それは最初のタイトルバックだけ。結局最後までカメラは川のこっち側、普通の人々が日常生活を送っている側から頑なに離れようとはしない。どうしようもないダメ男から離れられない女の姿から、自分も成瀬巳喜男「浮雲」を連想しましたが、こちらの方が良い意味でより軽佻浮薄、何より深刻ぶらないのが良いです。脇役ながら芦川いづみ、この映画でもメチャメチャ可愛いっすねえ~。全シーン、地味な蕎麦屋の店員の前掛け姿なのに、こんなに可愛いなんてよっぽど素材が良いんでしょう。何気なく前掛けの2つのポッケに手を入れている仕草を見ているだけでも、こっちの顔がほころんできます。昔、『山口百恵は菩薩である』なんていう言葉があったような記憶があります。私は同監督作「風船」のレビューで、ラストシーンの芦川いづみからは後光が射しているようだと書きましたが、この作品や「陽のあたる坂道」「乳母車」での彼女のたおやかな微笑みを見ていると、ついこんな言葉が浮かんできます、『芦川いづみは千手救世観音像である』と。
放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 8点(2007-12-29 11:03:40)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 25件
作品の平均点 8.16点
作品の点数分布
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81144.00%
9520.00%
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作品の標準偏差 1.32
このレビューの偏差値 49.08
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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