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ポセイドン(2006) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ポセイドン(2006)
製作国
上映時間98分
劇場公開日 2006-06-03
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,アドベンチャー,パニックもの,リメイク,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 確かに物量的規模についてのみなら、前作より格段にスケールアップしている感のあるリメイク。でも人命の尊さや重さは、相当スケールダウンして軽く扱われちゃっているようにみえますね。僕はこの手の災害映画については、薄っぺらい人間ドラマなら最初から不要と考えてる人間ですが、それでも主要人物の「性格づけ」だけは絶対必要不可欠だと思います。それがカート・ラッセル以外、殆ど何もなされていないのはまず大問題。主役のギャンブラーさんなんか、最初自分一人だけ助かればいいや的思考の持ち主だったはずなのに、徐々にならともかくあっという間に先頭で陣頭指揮を取る「みんなのヒーロー」的存在になっちゃってる、どう考えてもこれだけはヘン。あとオリジナルじゃ確か、牧師役ジーン・ハックマンが最初の転覆で生き残った人々に、このまま船底に残って救助を待つのか、一緒に自力脱出を決行するか、各人に選択を迫る重要なシーンがあったかと思います。それが今作じゃ選択の余地なくすっぽり抜け落ちてる。ここが人間の尊い生命が軽く扱われているように見えてしょうがなかった最大の改悪点。それでもオリジナルをまだ観てない方、ブルジョア連中の阿鼻叫喚大スペクタクルシーンを期待してる方にはおすすめかも。
放浪紳士チャーリーさん [試写会(字幕)] 6点(2006-05-21 10:48:08)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 149件
作品の平均点 5.87点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
232.01%
374.70%
485.37%
53724.83%
64731.54%
73221.48%
8128.05%
910.67%
1021.34%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 50.64
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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