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青銅の基督 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 青銅の基督
製作国
上映時間126分
ジャンルドラマ,時代劇,モノクロ映画,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
摩訶不思議な壮大なる大作にして大怪作。舞台は江戸時代の長崎。隠れキリシタン捕縛の為、踏み絵の「青銅の基督(キリスト)」像を精魂込めて作り上げた職人(岡田英次)と、敬虔なキリシタンである可憐な娘、モニカ(香川京子)の物語。セットにも厚みがあるし、いかにもリキ入れて作りましたっていう印象の大作ではあるんだが・・・。本来なら脇役であるはずの、転び伴天連神父(滝沢修)に物語の焦点を合わせたせいで、著しく作品のバランスを欠いてしまうという恐るべき結果に。そもそも日本人にしか見えない役者を、外国人神父に仕立て怪しげな言葉を操って演じさせるという事が、いかに間抜けに見えるか製作途中で何で誰も指摘しなかったのか不思議。同監督「現代人」(8点)でも、水を得たような好演だった山田五十鈴がここでも妖艶な魅力を存分に発揮。「さ、足をお舐め!」と神父に命じるシーンは「現代人」で二枚目池部良を足蹴に扱うシーンと好一対。主要人物のほぼ全員が○◎されてしまうという衝撃の結末にはビックリ仰天。(池袋文芸座「香川京子特集」にて鑑賞)→
放浪紳士チャーリーさん [映画館(邦画)] 5点(2008-10-31 12:51:47)
その他情報
作品のレビュー数 2件
作品の平均点 5.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.50
このレビューの偏差値 30.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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