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《ネタバレ》 「疑惑」「白いドレスの女」「しとやかな獣」とか、古今東西悪女映画って自分大好きなジャンルなんです。美女がホントに美しい瞬間っていうのは、何か悪企みを思いつき、一人ほくそ笑む瞬間だと自分は思ってます。岸恵子と山本富士子という、タイプのまるで違うニッポンが誇る天下の美女お二人が、船越英二をどうやって殺すか計画してるシーンなんか私にとっては正にツボ、蛇の生殺し悶絶どうにでもして下さい状態(←アブナイ)映画からテレビに娯楽の中心が移りつつある時期の製作という事で、中盤に当時のテレビ番組収録状況が延々と映されるのは、もちろん興味深くはあったけれど、全体の中でさほど意味のないシーンなのでちょっと浮いてたかも。ラスト、自動車事故の炎が立ち上るシーン、私は「黒い十人の女」たちのドス黒い情念が燃えさかったモンタージュと解釈したんですが・・・あれ・・・?違うの?髪型とか衣装とかも凝っていてビジュアル的にも堪能しました。サイケ?な若き日の中村玉緒嬢が特にキュート。
【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-11-24 11:02:13)
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