Menu
 > 作品
 > ノ行
 > 野良犬(1949)
 > 放浪紳士チャーリーさんのレビュー
野良犬(1949) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 野良犬(1949)
製作国
上映時間122分
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,犯罪もの,刑事もの
レビュー情報
《ネタバレ》 この時期の黒澤の現代を舞台にした映画って、どれもギラギラギラギラしてますよね。本来人間が持っていたはずの、いまにも暴発しそうな「生」のエネルギー。タイトル「野良犬」の息使いにも似た獰猛な危険さ。戦後復興時の街の情景とも相まって、なにやら画面からもやもやと、エネルギーの飛沫が立ち昇ってくるようなイメージ。クライマックス犯人逮捕シーンでの草むらでの俯瞰慟哭シーンと、どこぞのお屋敷から流れてくる穏やかなピアノの音色との対比が忘れ難い鮮烈な印象を残します。今のニッポン人は、この爆発寸前のエネルギーを昭和のいつかどこかに置き忘れてしまったんでしょうか?
放浪紳士チャーリーさん [ビデオ(邦画)] 8点(2009-11-30 15:05:45)
その他情報
作品のレビュー数 70件
作品の平均点 7.54点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
568.57%
6811.43%
71927.14%
82130.00%
91115.71%
1057.14%
作品の標準偏差 1.32
このレビューの偏差値 52.64
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
野良犬(1949)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS