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《ネタバレ》 悪女が男を破滅させる「ファム・ファタール」ものジャンルでは、B・ワイルダー監督作「深夜の告白」が一番の傑作と自分は思っています。そのレベルには及ばないものの、この作品も、ちょいとつつけば穴だらけのストーリーの脆弱さを除けばかなりの出来だと思います。当時リタ・ヘイワースの旦那だったウェルズ氏が、いかに彼女をキレイに画面に映えるように魅せるか、シーンごとに変わる衣装、カメラワーク含め涙ぐましい結晶の跡が伺えます。ホント、この時期のリタは全身パン粉ではたいたような美しさ(←誉めてます)まるでTPOをわきまえない、時には場違いとも思えるおキレイな衣装の数々は一見の価値あり。評価を上げたのは、やはり映画史的にも有名な、クライマックスの「クレイジーハウス」での銃撃場面が良かったから。この映画の結末同様、完成後このお二人離別してしまったようですが、何となくラストのウェルズ氏の表情が「(実生活も含めて)もうお前に振り回される人生は御免だ!!」って言いたげに見えたのは自分の穿ちすぎでしょうか?
【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-10-30 23:21:47)
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