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状況は病的なのだが、絵はとても美しい。宗教を信じられなくなったフランス人が、美しさのなかに救いの余韻を求めているようで、切ない感じがした。なかでもわたしの印象に残ったのは、文脈は忘れたがシベールがたしか謝意を表そうとして、跪きながら十字を切ったシーンだ。本当にきれいな姿だった。もはや宗教的意味を持たない単なる作法だが、はやり伝統の美しさだなあ、と感じ入った。あまりストーリーは憶えていない。
【バッテリ】さん 7点(2004-01-16 22:07:48)(良:1票)
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