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最近新聞紙上で是枝監督自身がこの映画を撮るに際して小津安二郎を意識していたと述べていました。やはり小津のイメージに引きずられてしまったところがありますね。それに気づいた監督が、自家薬籠中のドキュメンタリー・タッチに戻って行ったことは理解できます(少し残念でもありますが)。でもわたしはこの作品好きですね。人物描写にやや深みが欠ける気がしますが、他方画面の暗さ(ビデオはよく見えないほど暗い)が結果的に程よいバランスをかもし出していました。いっそう経験を深めた是枝監督自身の手になるリメイク版をいずれ観てみたいと思います。
【バッテリ】さん 8点(2004-01-15 20:32:42)
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