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愛を読むひと のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 愛を読むひと
製作国米,独
上映時間125分
劇場公開日 2009-06-19
ジャンルドラマ,ラブストーリー,法廷もの,戦争もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 原作を読んでいないのですが、原作から大事な部分をカットしてるのかな?
マイケルの描写がとても薄っぺらいと思います。
ハンナと睦み合うシーンをいくつか削って、マイケルという人物を描いたほうが・・・

マイケルはハンナが文盲であることに法廷中に気付き、自らが学ぶ大学で教授と
話すシーンがありますが、結局何も行動を起こさないまま、ハンナは服役。
大人になったマイケルが法廷に出席するシーンもありますが、何かの伏線かと思いきや、
物語への影響は語られていません。

服役したハンナに向けて、マイケルは自らが朗読したテープを送るのですが、
それに対してハンナから送られた手紙には、さしたる心理描写もないまま返事をしない。

上映前の宣伝に、こうあります。「少年の日の恋が、無償の愛へと変わるまで」
私には、マイケルのとった行動は、
違った判決が出たかもしれなかった裁判に対し、何も行動をしなかったことへの【贖罪】
に近かったように思えます。

マイケルという人物を、ちょっと乱暴に映像化しすぎた感を拭えません。
法廷で驚き苦悩するマイケルと、ハンナが服役してからのマイケルが別人のようです。

ハンナが裁かれる罪、その背景にあるものは、戦争の被害者である方々にしかわからない
壮絶な時代背景があると思います。
しかし、作中で語られる罪について、ハンナを除く看守達が裁判中にとった行動・彼らに対する
法廷内での扱いは、不当に甘いような気がします。
作者の出身・思想は、どの辺りにあるのでしょうか?
ちょっと穿った見方をしてしまいました。
hyamさん [映画館(字幕)] 6点(2009-06-23 04:45:07)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 78件
作品の平均点 6.65点
作品の点数分布
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61620.51%
72532.05%
81417.95%
956.41%
1022.56%
作品の標準偏差 1.52
このレビューの偏差値 47.16
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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