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安田純平さんを思い出した。この映画を観て思ったことは、それが誰かに迷惑をかける結果をもたらしたとしても、自らを危険にさらしてまで信念を貫き、戦地のあり様を伝えようとした人たちを批判することは僕にはできないなということだ。シリアに限らず、紛争地域で苦しんでいる人たちが世の中にたくさんいるのに何もせず平和に暮らしている自分に彼らを批判する権利なんてないように思う。当時日本中から叩かれ誹謗中傷された彼であったが、ダニエルはどこか偉人として扱われているし、少なくとも誹謗中傷の対象ではない。もちろん安田さんとダニエルは同じ人質でも経緯が違うので同じにはできないかもしれないが、それでもそこには日本人特有の閉鎖的で陰湿な意識があるようにも思えた。
まあとにかくこの映画はジャーナリストだの紛争だの正義だの平和だのいろんなことを考えさせてくれるわけです。そして何かを考えさせてくれる映画というのはいい映画だと僕は思うわけです。 【ばかぽん】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-08-22 00:28:55)
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