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《ネタバレ》 旧ドラえもん映画の「のび太の恐竜」で子供を守ろうとしたブラキオサウルスがティラノサウルスに首を噛まれて絶命したのを思い出した。初めて観たのは小学生のときで、あのシーンは確かに悲しかったけれでも今でも心に強烈に残っている。そして「のび太の恐竜2006」でティラノサウルスとブラキオサウルスの戦いが引き分けになっていたのを観たときはなんだかモヤモヤした。
言わずもがな最後の又兵衛が撃たれて亡くなるシーンがこの映画が傑作たる所以だ。だって普通の子供向けアニメ映画では絶対にやらないよね。仮に撃たれて、一瞬「えっ!?」てなっても結局助かっててハッピーエンドになるのが今の子供向けアニメ。でもそんな予定調和を無視して、現実ってときに不条理で残酷だったりすることを、そして戦争が悲惨なものであることをこの映画は子供たちにきちんと教えてくれる。僕はそれでいいと思う。 【ばかぽん】さん [インターネット(邦画)] 8点(2019-11-24 07:01:35)
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