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笑いってのは、まず対象を冷ややかに突き放して観察することが必要で、この監督は実に人間をよく見ているなと感じた。社会に対する皮肉もある。笑わすための無理やりなシーンはあまりなく、あくまで自然な流れの中で笑いのツボをつかんでいる。実に緻密で計算され尽くした笑いだ。一つ気に食わないのは、同僚をからかって楽しんでたスカしたエリートっぽい男が何の災難もないところ。できれば世渡りのうまいやつに対する皮肉も盛り込んで欲しかった。
【ラーション】さん 8点(2004-03-06 04:30:01)(良:1票)
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