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小学生の時、上半身だけの男の子「ケニー」の同時上映で見て以来、20年振りに見た。当時は哀しくも前向きなラストにジーンときたものだが、今見るとそれぞれの人物設定が何とも中途半端で伝わりづらい。30年前に妻を亡くした博士は妙に明るい人だが、それが悲しみを紛らわせているポーズ、というエピソードは無い。ただそういう人としか思えない。他の登場人物も突然怒り出したり興奮したり、感情の動きに説得力がイマイチかけているのだ。映画に都合のいいように人間が単純にできているわけではないけど、そういう深さは無く単に詰め切れなかったのだろう。助手の恋人の病気もいらないと思う。しかしそれらの不満点を差し引いても海岸での決意のラストがしっとりとした名シーンであるという感想は、20年の月日を経ても全く変わらなかった。
【ラーション】さん 7点(2005-02-01 17:41:19)
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