Menu
 > 作品
 > キ行
 > キングダム・オブ・ヘブン
 > かわまりさんのレビュー
キングダム・オブ・ヘブン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 キングダム・オブ・ヘブン
製作国英,独,スペイン,モロッコ,米,伊,仏
上映時間144分
劇場公開日 2005-05-14
ジャンルアクション,ドラマ,アドベンチャー,戦争もの,歴史もの,ロマンス
レビュー情報
大がかりなセット、砂漠ロケ、凝った音響や美術でこの点数ですみません。オーランド・ブルームを主演に起用した時点でこの作品は駄作に決定でした。4点はすべて音響・美術の評価です。ブルームと言えば「トロイ」で訪問先の王妃ヘレンをかっさらう王子パリスをボンボンぽく演じ、準神話の登場人物にしてはニヤケているのが気になったものの、所詮、兄王子ヘクター(エリック・バナ)の引き立て役だし、絶世の美女のはずのヘレンが普通のネエちゃんで妙につりあっていたので目をつむりました。本論に戻ります。つい最近、ローマ法王として史上初めて十字軍の非を認めたヨハネ・パウロ二世が亡くなりました。この映画の脚本作者/監督は同法王の言葉を受けて「そうです。十字軍はやはりならず者集団でした。贖罪のためといいながら罪もないアラブ人を殺し、参加者はエルサレム陥落の後でやっと安らぎを得ることができました。」と言いたいんじゃないでしょうか。伝わってくるものが何もなかったので、ブッシュ大統領が「われわれは十字軍。」と余計なことを口走り、ローマ法王が割ってはいるというこのご時世から作品のテーマを推測せざるを得ませんでした。監督はいったいブルームに「終始ポーカー・フェイスで台詞だけしゃべればいい。」とでも言ったのでしょうか?あるいは「『トロイ』の時のようにニヤケるな!」と監督が言い、ブルームはそれを金科玉条のように守って・・・。とにかく終始、「ブルームさん、そこではもっと眼が血走ってなければいけないの・・・あんた、もう村の鍛冶屋じゃないんだからもっと威厳出して・・・恋人が絶望して女性の命の髪切ってるんだから調子合わせて・・・そこはもっとリラックスして・・・等々」つぶやきながら鑑賞した疲れる二時間半でした。ハリウッド映画をこういうふうに見たのは久々です。エヴァ・グリーンがとても美しくて真に迫っていました。俳優志望の方はDVDを買って見ると勉強(自信?)になるかもしれません。それだけです。
かわまりさん [映画館(字幕)] 4点(2005-06-25 09:42:17)
その他情報
作品のレビュー数 84件
作品の平均点 5.90点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
222.38%
367.14%
489.52%
51619.05%
62226.19%
71821.43%
889.52%
900.00%
1044.76%
作品の標準偏差 1.72
このレビューの偏差値 43.53
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
キングダム・オブ・ヘブンのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS