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硫黄島からの手紙 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 硫黄島からの手紙
製作国
上映時間141分
劇場公開日 2006-12-09
ジャンルドラマ,戦争もの,シリーズもの,歴史もの,実話もの
レビュー情報
硫黄島二部作のアメリカ篇「父親たちの星条旗」を見てからだいぶたって本篇を始めて見ました。やはり多くの方がおっしゃるようにこちらのほうが上だと思います。「父親」のほうの点数を一つ下げて8点にしてこちらを9点にしようとも思いましたがお互いに相補う作品だということで、同じ点をつけておきます。満点ではない理由は外国部門のアカデミー賞にノミネートされず、多分そのせいでオスカーを逃したこととか、たいしたことではありません。当時のアメリカ人にとって、日本兵はわけのわからない怪物だったと思いますが軍部の無謀な暴走が硫黄島などの前線で戦った人々をどう変えてしまったか、この作品を見るとよくわかります。二宮和也のしゃべり方が現代風すぎるという意見も聞きましたが、さほど気にならず、時代考証にも結構念が入っていると思います。暗い画面と米国R指定(日本の18禁?)もしかたのない残虐シーンが続きながら、監督のイーストウッドが作曲した癒し系のBGMと時折入る手紙の朗読に心が和む思いがします。確かに、「父親」よりもこちらのほうが極限状態における個人と国家の関係などについて真剣に考えさせる作品だと思います。
かわまりさん [DVD(字幕)] 9点(2008-05-12 11:00:38)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 237件
作品の平均点 6.90点
作品の点数分布
031.27%
100.00%
220.84%
341.69%
4177.17%
52711.39%
63313.92%
75221.94%
85221.94%
93113.08%
10166.75%
作品の標準偏差 1.92
このレビューの偏差値 55.69
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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