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やわなイメージがあったニコラス・ケージがよく警官に化けたことにまず感心。その他で感心したのは、ビルが崩れかけた時にニコラス・ケージが扮する偉いおまわりさんが「エレベーターのところに避難しよう。あそこがビルの中で一番頑丈だ!」と叫んで助かったという顛末くらいでした。あの事件で亡くなった三千人前後の人のそれぞれにあの日、その場所に行かなければならなかった必然があり、九死に一生を得た人のそれぞれに教訓になるような知恵を含んでいたり感動を呼ぶ物語があったはずなのですが、すごい知恵や勇気の証だとも思えない(失礼)警官が助かったこの話だけをクローズアップするのはフェアではないです。あるいは世界貿易センターの事件とは関係なく、壮絶な生命への執着の物語として捕らえてもよかったはずなのに、それにしても描写不足といった感じがします。個人的には、世界貿易センターに関して、社員が一人一本ずつミネラルウォーターのペットボトルを持参して避難した会社があり、そのボトルのリレーのおかげで大やけどをしながらビルの高層階から、警官か消防士に背負われて生還した人がいるという話が、知恵プラス人情物語として特筆されるべきだと思うのですが、こんな話は映画にはなりませんよね。助かった二人の警官の奥さんが二人とも美人すぎて嘘っぽいです。平均点に変更がないような点数を献上。
【かわまり】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-01-08 13:36:00)
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