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王妃の紋章 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 王妃の紋章
製作国中,香
上映時間114分
劇場公開日 2008-04-12
ジャンルドラマ,サスペンス,時代劇,歴史もの,小説の映画化
レビュー情報
セットの豪華なことは一目みれば誰にでもわかります。チャン・イーモウ監督のスクリーン美学が如何なく発揮された作品です。でも、「紅夢」や「菊豆」にあったようなおどろおどろしさとか、人間の本質に迫ったり中国の家族制度を暗に批判したりする哲学性はいったいどこに行ったのでしょうか?中国の経済が豊かになって、監督自身も国際的に有名になって、大掛かりなセットや華やかな衣装をまとったエクストラに出資してくれるようなスポンサーができたからといって、資金不足だったころのハングリー精神や表現欲を忘れないでほしいです。皇帝の風格や個性を出していた三王子の演技は満点。皇后役のコン・リーの演技も満点近いのですが、私の趣味としては若い皇太子とのどろどろした愛欲におぼれるのは「サンセット大通り」の往年の大女優グロリア・スワンソンみたいな、皺だらけの顔を厚化粧で塗りたくるオバサンであってほしかったです。そうすればもう少し哲学味が加味されたかもしれません。えっ、文化大革命のせいで年長の世代からは主演が張れるような女優が育っていない・・・のかもしれません。
かわまりさん [DVD(字幕)] 6点(2009-01-18 02:37:21)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 13件
作品の平均点 5.62点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.33
このレビューの偏差値 52.17
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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