Menu
 > 作品
 > イ行
 > インドへの道
 > かわまりさんのレビュー
インドへの道 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 インドへの道
製作国
上映時間163分
劇場公開日 1985-08-03
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 いろんな映画評でいいことをたっぷりと聴かされたにした後、私流の見方でどっと評価を下げた作品です。一番気になったのはインドという複合的な社会に遭遇したイギリス人(そしてこの映画の製作者たち)がインドを一枚岩とみなしているような感じがする点です。ヒロインに親切をつくしたインド人医師がヒンヅー教徒なのかイスラム教徒なのか(名前からしてイスラム教徒らしい)さえどうでもいいことみたいです。それからそのインド人医師が若いイギリス人女性のガイドを買って出るところはイギリス人に迎合する軽はずみさが気になったし、イギリス人女性が錯乱状態になったせいでつかまって留置場に入れられてからは「インド人の名誉をしょって立つ」みたいに毅然とするところが人格的に全く矛盾していると思いました。もし欧米人の映画制作者がたとえば幕末の日本を舞台とする映画を作るとして、徳川も朝廷も薩長土肥のことも何も勉強せずに日本を代表する人物として演技してほしい、なんて一流の俳優に依頼してきたら、日本の名誉のために断ってほしいです。この映画でも一流のインド人俳優が出演を断ったかも・・・なんてこれ以上書くと中傷になるかもしれないのでこのへんでやめておきます。(「ラスト・サムライ(2003年)」の製作者と渡辺謙さんに拍手。)
かわまりさん 2点(2004-01-22 13:11:26)
その他情報
作品のレビュー数 28件
作品の平均点 6.36点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
227.14%
313.57%
413.57%
5310.71%
6517.86%
7932.14%
8414.29%
9310.71%
1000.00%
作品の標準偏差 1.86
このレビューの偏差値 37.35
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
インドへの道のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS