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ニュールンベルグ裁判 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ニュールンベルグ裁判
製作国
上映時間186分
劇場公開日 1962-04-28
ジャンルドラマ,法廷もの,戦争もの,モノクロ映画,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 一回目に見た時は事実をありのままに再現しようとする作品で何の主張もないような気がしたのですが、二回見てこれほど印象が変わった作品はありませんでした。この裁判の勝者はだれかというと・・・誰もいないのです。ロルフ弁護士は大先輩のヤニングに「わたしはもちろん有罪。」と告白されてしまって敗北せざるを得なくなるし、ロースン検事は「ソ連がドイツを勢力下に置こうとしている今、ナチ政府下の法律家を極刑に処すとドイツ人の反感を買ってアメリカの国益に反する。」と言って釘を刺されるし・・・。未亡人の訴えに屈しなかったヘイウッド、そしてロルフ弁護士のイレーネに対する歯に衣着せない執拗な追及を見てようやく人間らしい感情を取り戻したかのように言葉を発したヤニングの二人の、法律家としての気骨と威厳が光っていました。厳罰に処せられるべきなのはやはりロルフ弁護士の言うとおり、戦争を起こしてしまった人類全体の馬鹿さ加減なのでしょう。
かわまりさん [DVD(字幕)] 10点(2008-01-14 13:57:43)
その他情報
作品のレビュー数 28件
作品の平均点 8.21点
作品の点数分布
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8828.57%
9932.14%
10310.71%
作品の標準偏差 1.05
このレビューの偏差値 66.28
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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