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河(1951) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 河(1951)
製作国米,仏,インド
上映時間105分
劇場公開日 1952-06-19
ジャンルドラマ,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
印象派絵画の巨匠を父としフランス映画の祖と呼ばれるジャン・ルノアール監督・製作した映画の原点と言ってもいい作品です。娯楽作品のフレンチカンカンでルノアールが試みた大胆な色彩の乱舞は姿を消し、河と埃っぽい大地の渋い色合いを基調とする画面に花や緑や光の祭りの灯火、そして生きて活動する登場人物の衣服が色彩を添えます。ストーリーも淡々としていてご都合主義の作為は全くなく、登場人物に仰々しく語らせることもありません。いや、主人公格のハリエットが劇中劇の形で語りメラニーが演じる単純なストーリーがあるのですが、結局この世界全体の全ての人生がこの劇中劇のバリエーションだというのが作品全体に流れる思想なのではないでしょうか?哲学に色彩を添えた文句なしの満点の作品です。
かわまりさん [DVD(字幕)] 10点(2011-09-05 22:47:50)
その他情報
作品のレビュー数 7件
作品の平均点 8.43点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.40
このレビューの偏差値 58.02
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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