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内容はどうしてもこの年代らしいナンセンスで下らない展開がなんだけど、それを邦画を代表する名俳優の皆さんが糞真面目に演じてるって事がとっても笑かせてくれる。伊丹監督と言えば、「マルサの女」からのどこか説明的な裏事情摘発映画ってイメージがあるんだけど、今作はそういった所も少なく、バラエティに富んだ話がオムニバス風に語られていて非常に実験的。そこに伊丹監督独特の美しく変態的なエログロが満載で、大人も子供(?)も楽しめる痛快な娯楽映画に仕上がってます。やっぱり印象的なのは、物語には全く関係ない「カキの少女」の話。このシーンには大人も子供も何かを感じてまくりなんじゃないのでしょうか。映画全体を通して時折安っぽさを感じてしまいますが、冒頭からラストまでアイデアが詰まっていて、魅力的な豪華キャストのおかげもあって今観ても色褪せない名作の一つだと思います。
【カワサキロック】さん 7点(2005-03-04 20:22:19)
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