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キューポラのある街 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 キューポラのある街
製作国
上映時間100分
劇場公開日 1962-04-08
ジャンルドラマ,シリーズもの,モノクロ映画,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
「貧乏な環境にある少女が、現実に負けずに明日への希望を抱く」という物語です。この映画の価値は、展開の意外性ではなく、判りやすいストーリーを支える確かな演出です。とにかく、脚本がうまいなあ、と感心し通しでした。物語が、60年代という時代と、川口という舞台と不可分に結びついています。脇役にも余分な人物は一人もいません(唯一の悪役一味ですら、ただ出ただけでは終わりません)。特に印象に残ったのは、姉弟が塀を見上げるシーン。その向こうには、それぞれ別の世界が広がっているのですが、それが彼ら一家の現状――状況しだいでどっちにも転がり得るという不安定性――を象徴しているように思えました。
円盤人さん [映画館(邦画)] 6点(2004-02-08 17:58:56)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 45件
作品の平均点 6.24点
作品の点数分布
012.22%
112.22%
212.22%
312.22%
424.44%
5613.33%
61431.11%
7817.78%
848.89%
9511.11%
1024.44%
作品の標準偏差 2.10
このレビューの偏差値 49.45
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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