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この映画を観てから、ジョゼ・ジョヴァンニの原作を読んでみました。そしたら敗北感にうちひしがれた、ずいぶんうじうじした文章なんですね。映画では、囚人たちを粗暴に扱うことのない、ヒューマンな刑務所という印象が強かったので、正直意外でした。ジャック・ベッケルはサスペンスを前面に押し出すことで、この作品を、エンターテイメント性の強い脱獄映画に仕上げています。囚人たちの感情は、サスペンス性の下に抑圧されていて、最後の最後で大爆発します。傑作です。レンタル屋でベッケル監督の作品はあまり見つかりませんが、可能なかぎり探して観てみようと思います。
【円盤人】さん 10点(2004-02-08 18:17:07)(良:1票)
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