Menu
 > 作品
 > ハ行
 > バイオハザード(2001)
 > 円盤人さんのレビュー
バイオハザード(2001) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 バイオハザード(2001)
製作国独,英,仏
上映時間101分
劇場公開日 2002-08-31
ジャンルアクション,ホラー,SF,シリーズもの,ゲームの映画化,ゾンビ映画
レビュー情報
もともとゲームの『バイオハザード1』は、洋館が舞台であり、テンポはゆったりとしていて、古典的な怖さを持っていました。映画は逆です。現代企業の地下施設で、スピードとアクションを中心にしたストーリー。ノリ的には2以降に近いでしょうか。主役のミラ・ジョヴォヴィッチが存在感を発揮していて、なかなか楽しめる作品になっています。それが佳作の域を出ないのは、勿体ぶった前半に問題があるからでは。アリス(ミラ)は記憶を一時的に失った工作員で、彼女の館にいた男も同じ。監督はインタビューで「誰が敵で誰が味方か判らなくした」と語っています。その試みは一定の成果を見せていて、序盤に張られた伏線が明らかになる場面では、ミステリ的な爽快感が味わえます。ただし、そういう灰色の演出のせいで、観客が主人公へ感情移入するのが遅れ、すんなりストーリーに入り込めなくなっているのです。前半のアリスは、工作員にただついて来ているだけであり、どんなことを感じ、考えてるのか判然としません。ミラの神秘性がマイナスに作用してしまってます。彼女のモノローグを取り入れるなど、内面を書く工夫をしていたら、とっつきやすかったでしょうし、評価ももう少し上だったでしょう。
円盤人さん 6点(2004-02-08 17:14:04)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 473件
作品の平均点 5.83点
作品の点数分布
020.42%
151.06%
2132.75%
3296.13%
45411.42%
59419.87%
611023.26%
78217.34%
85210.99%
9183.81%
10142.96%
作品の標準偏差 1.86
このレビューの偏差値 50.50
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
バイオハザード(2001)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS