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罪と罰(1983) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 罪と罰(1983)
製作国フィンランド
上映時間93分
劇場公開日 2002-01-26
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,小説の映画化
レビュー情報
長編デビュー作がこの小説の映画化とは、自信家なのか無謀なのか? しかし結果は見事に成功と言える。カウリスマキが好きだと言う小津の影響も随所に見られる。冒頭の食肉解体工場のシーンに物語全体を象徴するかのような息苦しさがあり、一気に作品世界に引きずり込まれる。舞台は現代のヘルシンキに移されているが、基本的なストーリーはドストエフスキーまんま。ただし、役者に喋らせない静かで独特な演出スタイルが、原作の小説に特有の過剰さや饒舌さと全く異なる味わいをもたらしている。この作品から「レニングラードカウボーイズ」までは一見遠いように見えるが、実はごく近いのかも知れない。
眠い悪魔さん 6点(2004-01-30 01:36:01)
その他情報
作品のレビュー数 10件
作品の平均点 5.40点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.69
このレビューの偏差値 52.11
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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