Menu
 > 作品
 > エ行
 > エデンの東(1955)
 > 驢馬賭DE弐瑯さんのレビュー
エデンの東(1955) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 エデンの東(1955)
製作国
上映時間115分
劇場公開日 1955-10-14
ジャンルドラマ,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
アクターズスタジオインタヴューで、マーティン・スコセッシが「『エデンの東』から、演技とは何か教わった」とコメントしていたのを聞いて、早速レンタルしてみた。素晴らしいの一言に尽きる。主要人物にそれぞれ見せ場となる場面があり、その見せ場となる場面で、素晴らしい演技を見せる俳優陣。これほどの素晴らしい演技を引き出したエリア・カザンの演出は凄い。
そしてこの作品の持つテーマもまたかなりヘビーだ。
愛とはなにか、善とはなにか、悪とは何か。この三つの、人間にとって切っても切れない重要なテーマを、観るものに突きつける。そのテーマを情緒豊かに、じっくりと見せていく。
型にはまった聖人のように生きていたとしても、愛を求める者に、望みどうりの愛を与えることはできないし、善も時には、正反対のものにとられる。愛を求める行為にもまた、善し悪しがある。例え悪人と呼ばれている者でも、愛を求め、悩み、恐れている。決して、絶対悪、絶対正義などないのだ。必要なのは、お互いを理解し、お互いに求め合い、思いやりを持つこと。それが愛のひとつの形なのではないかと、この作品を観て感じた。
驢馬賭DE弐瑯さん 10点(2004-03-03 14:30:01)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 110件
作品の平均点 7.25点
作品の点数分布
000.00%
110.91%
200.00%
310.91%
465.45%
51110.00%
61715.45%
72320.91%
81917.27%
92018.18%
101210.91%
作品の標準偏差 1.83
このレビューの偏差値 58.23
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
エデンの東(1955)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS