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《ネタバレ》 刑務所に入るとそこの生活に慣れてしまい、やがて本来のカタギ社会のほうに違和感を感じてしまって自殺にまで走ってしまう。
そういった囚人ならではの心理描写は心に残ったものがあります。 しかし全体的には評判から期待しすぎたのか肩透かしでした。 脱走シーンは直前に「大脱走」を見ていたせいでたいしたものに感じられなかったし、19年という歳月こそスケールが大きいものの劇中での年月経過自体があまり印象強くないので、「彼は19年かけて穴を掘った」というセリフを聞いてから、初めて19年も経ってたんだと自覚しました。 他に”脱走した”という事実が判明したときも若干腑に落ちない点が。 19年間も同じ部屋で穴が掘られたということは、いままで所長は定期的な部屋替えのようなことを行わなかったのか? あの乱暴な”抜き打ち検査”で19年もポスター裏の穴に気付かなかったのか? 正直、意外性より違和感が強かったです。 後半のあらすじでも裏金をネコババして所長に仕返したのはいいものの、個人的には冤罪を勝ち取るか真犯人や浮気妻に自力で制裁加えたかった(故人ですけど…)などと思ってしまいます。 【おかたおか】さん 6点(2004-02-05 15:41:12)
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