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最初に言いたいのはこの映画は自分にとってある1点を除いては良い映画と思っています。
役者の演技にせよ残虐性の表現にせよマフィアの裏側など良く出来ているし映像も良い。しかし、1点だけこの映画が果たす役割(目的)は何だろうと考えると、それは娯楽性なのかなと考えたりします。人間の本能の中には種の保存という性質を持っているから、家族愛にからんでその防衛反応が出るのも判るし、当時のアメリカ社会でその移民をめぐる背景にそういうものが有るのも理解できる。少し若い頃にはそういうものにかっこ良さを見た事も正直ある。 全体を反面教師として捉えられなくはないが、最近はその映画のメッセージに注目している自分には、これを見た人がどう思うだろうかという事を考えてしまうと、これ以上の点は自分は付けられないかな。 無論多くの映画に暴力やそういう組織は出で来るのですが、大抵はその映画のメッセージの役割があっての上の表現だと僕は思います。 なので自分は諸手を上げて良いとは言えないものの、映画として悪いものではなく映画史に残る作品だと思います。マーロン・ブランド自身の事もダブって見えてしまうね。 【森のpoohさん】さん [地上波(吹替)] 6点(2007-01-06 15:54:28)(良:1票)
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