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キッド(1921) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 キッド(1921)
製作国
上映時間50分
ジャンルドラマ,コメディ,サイレント,モノクロ映画,ファミリー
レビュー情報
《ネタバレ》  文句なしの10点満点!のチャップリン映画です。30歳を過ぎたばかりのチャップリンが、最初の妻 (ミルドレッド・ハリス) との離婚訴訟絡みの差し押さえを逃れるため、当時全幅の信頼を寄せていたという日本人秘書・高野虎市さんらを伴って、ユタ州ソルトレイクシティへこっそり雲隠れ。安ホテルで、極秘作業として編集をやり遂げる…という難産の末に産まれた、まさに彼の愛情がたっぷり注がれたキッド (子供) そのもののよう。

 素晴らしいのは、何と言っても孤児院の役人2人 (この2人と、その間に立っているチャップリンとの「伝言ゲーム」の短いギャグ、あのクライマックス直前ということもあって、一層笑えます) と警官を退けて、キッドを奪還して抱きしめるシーン。後年、チャップリンが自ら付けた音楽が、このシークエンスの緊迫感・感動をさらに引き出しているのは、さすがです。音楽を聞いただけでも、冒頭字幕の「一粒の涙」が思わずこぼれてしまいます。
Harpo=ひろしХирошиさん [ビデオ(字幕)] 10点(2004-11-07 21:36:26)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 119件
作品の平均点 7.95点
作品の点数分布
010.84%
100.00%
200.00%
310.84%
432.52%
521.68%
697.56%
72319.33%
83126.05%
93226.89%
101714.29%
作品の標準偏差 1.62
このレビューの偏差値 57.78
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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