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男はつらいよ 葛飾立志篇 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 男はつらいよ 葛飾立志篇
製作国
上映時間97分
劇場公開日 1975-12-27
ジャンルドラマ,コメディ,シリーズもの,TVの映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  マドンナの筧礼子「先生」が、眼鏡をかけて考え事をしながら歩いていた…と、米倉斉加年さん扮する巡査が話していたのを、耳をダンボにして聴いていた寅さん。早速、眼鏡屋から自前の眼鏡を買って登場。そこの主人を初め、周囲の人は茫然自失の怪訝な顔。先述の巡査も、すれ違い様にそれが目に入って、思わず自転車からずっこける。直後、場面は帝釈天へ。結び付けられていたお御籤をいじっている源公の前で、インテリぶって眼鏡をずり上げる寅さん。声を殺して笑い続ける源公の側から、御前様が登場。「考え事をしていました」という寅さんに、「いったいぃ、ナニを考えておったのかニ?」「はい、己について考えておりました」「己について…お前が…!」こうして、久しぶりに御前様からお茶に誘われた寅さん、「昔、中国にぃ…達磨ジェン師という偉い坊さんが…」という講釈を垂れる御前様の後に付いて行くか、と思いきや、まだ声もなく笑いのツボにはまっている源公の所へ小走りで戻り、「…達磨ジェン師!」と、御前様の口調を真似た掛け声と共に、源公を一撃で蹴り倒す。御前様の笠智衆さんの、あの独特の台詞回し。そして、渥美清さんと佐藤蛾次郎さんのコンビが先述のシーンで見せる、タイミングと動きの抜群の巧さ。全体の一部のシーンですが、これ自体が完成したコントのように思われる、秀逸なものだと思います。
Harpo=ひろしХирошиさん [ビデオ(邦画)] 10点(2004-02-10 15:32:43)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 28件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
300.00%
413.57%
513.57%
6932.14%
7828.57%
8517.86%
9310.71%
1013.57%
作品の標準偏差 1.31
このレビューの偏差値 67.50
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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