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我輩はカモである のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 我輩はカモである
製作国
上映時間68分
ジャンルコメディ,戦争もの,ミュージカル,モノクロ映画,政治もの
レビュー情報
 大学1年生の夏休み、初めて観たマルクス兄弟映画。「戦前に、こんなにバカな映画があったことが嬉しい」というレビューを、ある文庫版映画ランキングで読んではいたんですが、僅か1時間余りという尺で、これだけ手際よくまとまって、しかも切れ味鋭い間抜けっぷり、バカさ加減は衝撃的でした。兄弟で唯一まともに見えるゼッポも、最後までしっかり兄たちについて行っている時点で、魅力的でありやっぱり間抜けなのかも。チコリーニとピンキー (日本語で「小指」!) という、名前はおろか、存在していることそのものが間抜けな2人が、陽光降り注ぐ外でのピーナッツ売り屋台で、間抜けを繰り広げる様は、まさに屋外版の舞台コントのような雰囲気そのもの。イタリア語訛りで矢継ぎ早に話しかけるチコリーニ、それをギョロ目でじぃっと見据えて、無言で変幻自在な小技 (ハサミでちょん!っとフランクフルトをちょん切ったり) で対抗するピンキー。そんな2人が、すぐにあの独特の振り付けの殴り合いに発展して行く様が、可笑しくも何とも言えぬ良い雰囲気なのです。
Harpo=ひろしХирошиさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2004-09-20 23:48:02)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 31件
作品の平均点 7.42点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
439.68%
526.45%
6516.13%
739.68%
8929.03%
9516.13%
10412.90%
作品の標準偏差 1.79
このレビューの偏差値 58.04
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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