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ステップフォード・ワイフ(2004) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ステップフォード・ワイフ(2004)
製作国
上映時間93分
ジャンルSF,コメディ,ミステリー,リメイク
レビュー情報
《ネタバレ》 もちろん、映画全体としてはもっと点は低いよ。でも監督はフランク・オズだからね。子供時代からの刷り込み、贔屓の引き倒しで点を入れるしかないのれす(2006/7/23、9点に下げます…サスガに…)。知ってる人は知ってると思うけど、一応書いときます。フランク・オズはセサミストリートのクッキーモンスターを演った人。バートもやってます。ジム・ヘンソンの片腕で、『ダーク・クリスタル』の監督ですね。
何を言いたいかというと、この映画、久々にセサミストリート感というかあのバカバカしい感じが戻ってきていて、オズならではのマペットっぽい笑いがあちこちに詰まってるんですね。二コール・キッドマンの「ハァ?」ってな眉根の寄せ方、まんまレディコミ四コママンガの実写版ですわ。そういうとこがいちいちツボに入りまくって、話が面白いってワケでもないのに、ボディブローのように効いてしまいました。もうおかしくって立ち上がれませんがな。まあ一番最高だったのはDVD収録の未公開シーンですがね。ステップフォード・ワイフの正体が、50年代テイスト満載のオール電化人間! こりゃ奥方というより100%メイドロボです。大爆笑。無茶を承知で、カットしないで欲しかったなあ…所詮、オズ・テイストのセサミムービーなんだからさ…。
他方、びっくらこいたのがテーマ。オイラが見る限り「夫婦」とか「主婦業」を中心にしてるワケじゃないです(あえてゲイを持ち込んだのは、そこに気付いてもらうためだと思いまっす)。ブッシュ政権下のアメリカのミョ~な嘘臭さ、怪しい健全さ、その背後にある「弱者を組織化して私兵に仕立てる」仕組み。表立っては描かれていないけど、背後に漂う「イジメ」の香り。このあたりは日本が一度通って来た道なので、もしかするとアメリカ人よりも気付きやすいかもね。マジメすぎた『Vフォー・ヴェンデッタ』を見て損した分を取り返した感じで、気持ちよく笑えました(グレン・クローズって、ブッシュの奥さんに似てるし、言ってる事がまたソックリだしねぇ)。
エスねこさん [DVD(吹替)] 10点(2006-06-29 23:23:01)
その他情報
作品のレビュー数 48件
作品の平均点 5.31点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
3612.50%
4816.67%
51327.08%
61122.92%
7816.67%
812.08%
900.00%
1012.08%
作品の標準偏差 1.47
このレビューの偏差値 71.57
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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