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天使のたまご(1985) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 天使のたまご(1985)
製作国
上映時間75分
ジャンルアニメ
レビュー情報
なんか寝れんのでレビュー。
ビデオ出た時に借りて観ました。ゴシックな太陽のデザインにすっかりヤラレた。DVDも出てすぐに買った。
他に観た押井作品は評価しないけど、これは評価できる(職人度は低いが…そこは問題じゃない)。
押井作品を評する時、よく(原作の)再構築という言葉が使われる(ゴダール張りに脱構築とも)。けど、実際は再定義という言葉の方が似合っていると思う。彼は自分の視点で世界を定義し直す。そういう行為にはある種の暴力が伴うんだけど、本作はいろいろ商業的な制約を完全に取っ払って製作したせいで、限度ないまでに暴力的になっている。被害者はもちろん観客だ。
創作には多かれ少なかれそういう面がある。木の葉の一枚までクリエイターの手になるアニメーションの場合は、特にそうなりがちだ(ぶっちゃけノルシュテインなんて一種のノスタルジー暴力だよ)。その上映リスクを承知でこういう絵を作る態度は、観ていてすがすがしくもなる。

彼の原作つきの作品の場合、ここまでの世界再定義は望めない。
少なくともこんな太陽は…。
エスねこさん [ビデオ(邦画)] 8点(2006-08-21 04:38:37)
その他情報
作品のレビュー数 27件
作品の平均点 4.26点
作品の点数分布
027.41%
1414.81%
2518.52%
327.41%
413.70%
5414.81%
613.70%
727.41%
8414.81%
913.70%
1013.70%
作品の標準偏差 2.98
このレビューの偏差値 54.22
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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