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ラスト サムライ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ラスト サムライ
製作国米,ニュージーランド,日
上映時間154分
劇場公開日 2003-12-06
ジャンルアクション,ドラマ,戦争もの,時代劇,歴史もの
レビュー情報
《ネタバレ》 故あって鎌倉の映画館で見ました。「武士道は今の時代には不要になった」「違う。いま最も必要なものなんだ」…途端に「ズルッ」と鼻をすする音が。しかも四方八方から…流石は開幕の地の観客です。そっから後はもう涙をこらえる観客たちの嗚咽のウルサいこと(決してバカにしてるワケじゃないんだけど、あまりにストレートな反応なもんだから)。オイラの評価は低いです。彰義隊をイメージさせる戦場の絵造りは素晴らしかったし、敢えて歴史に背いて官軍をアメリカ式に教練させる事で「戦後の日本」までシンボリックに絵の中へ封じ込めてますね。ハリウッドならではの含蓄を持つ力技でした。けど、戦場と戦法がまるで運動会(もっと言えばたけし城)なみ。予算の少なさも響いてて、日本の国力自体、現実の1/20くらいに描かれてるし(あんなヘナチョコ官軍じゃ、半世紀後にアジアを席捲するなんて無理無理)。《イラク戦争》という外部要因で、シナリオやコンテを練るヒマもないまま急造しなければならなかったんじゃないかと疑ってます。結果、強烈なメッセージだけが浮き上がってしまった感じ。あー最後に。渡辺謙を使ったのはきっと『独眼竜伊達正宗』と『炎立つ』のイメージからだと思うんですが…これで生涯「天下を取れなかった田舎反逆者」というテーマを背負って行く事になってしまうんですかぁ…? 本作のイメージに押し潰されない事を切に祈っています。 (追記:小心な宰相・大村の扱いについて批判噴出してるけど、オイラは仕方ないと思うなあ。だって大村益次郎を悪者としたのはGHQなワケだし、過去の敵国の軍神を偉人扱いするような企画には、ハリウッドがお金出してくれないですよきっと…と、オイラは我慢して見ましたです)
エスねこさん [映画館(字幕)] 3点(2004-03-21 18:01:40)
その他情報
作品のレビュー数 674件
作品の平均点 6.85点
作品の点数分布
010.15%
160.89%
2121.78%
3263.86%
4294.30%
5649.50%
611016.32%
716524.48%
813419.88%
98412.46%
10436.38%
作品の標準偏差 1.91
このレビューの偏差値 39.41
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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