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吸血鬼(1931) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 吸血鬼(1931)
製作国独,仏
上映時間82分
ジャンルホラー,モノクロ映画
レビュー情報
《ネタバレ》 アイデアに脱帽。画質の良くないサイレント時代の映画で、夜が主体のヴァンパイア映画を撮るには? 主人公を「実は吸血鬼」という事にして、彼の視覚では昼夜が逆転しているように見せればいいのだッ! …てなこって、まっ昼間の映像なのに「こんな夜遅くにどうしました?」とかいう字幕が平然と入り込む。ほとんど最後にならないと主人公=吸血鬼の図式は見えてこないんだけど、中盤はこの時差ボケ爆裂な台詞回しがやたらと恐怖感を煽ってくれる。当然ながらヒロインを救ったハッピーエンドは、現実世界の我々からするとバッドエンドである訳で、頭をひねってからジワジワと恐怖が増してくる仕掛け。流石ドライヤー監督、ただの芸術監督とは一味違いますナ。
エスねこさん 7点(2004-02-12 05:03:04)
その他情報
作品のレビュー数 10件
作品の平均点 7.90点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.94
このレビューの偏差値 39.89
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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