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丹下左膳餘話 百萬兩の壺 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 丹下左膳餘話 百萬兩の壺
製作国
上映時間92分
劇場公開日 1935-06-15
ジャンルドラマ,コメディ,時代劇,シリーズもの,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 コメディとはいえ自分的にはちょっと笑えず、泣けるシーンばかりが光っていた気がします。
ちょび安に親の死を告げようとする左膳。縁側に座って、
「おい安坊…(すんごい間)…なんだい、それ金魚かい?」
「うん」
「小さい金魚だねえ!」
もう、ここで泣かないわけにはいかないっすね。
いい映画でした。時代を超えたテーマ性があって、これからきっと何世紀が過ぎても古びない作品であり続けるでしょう。

でもオイラは心を鬼にして低評価にします。林不忘の原作の方が面白かった(まだ『乾雲坤竜』の巻しか読んでないですが…)し、ぶっちゃけオリジナル左膳も時代を超えたテーマ性が強い。本作を見た不忘が、自分の名をクレジットを外させた思いは何となく想像できました。
『ターミネーター』は最初ランス・ヘンリクセンがロボット役としてキャスティングされていたそうですが、そのまま作られていたら丹下左膳のイメージにかなり肉薄してたんじゃないかな。それくらい、残忍で猟奇的でアウトローな剣豪像。
青空文庫でタダで読めます。順序としては本作を楽しんだ後で、オリジナルに触れる方がいいでしょう(逆だとオイラのような評価になるかも)。オススメ。
エスねこさん [DVD(邦画)] 2点(2006-08-19 08:14:55)
その他情報
作品のレビュー数 70件
作品の平均点 8.24点
作品の点数分布
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100.00%
211.43%
300.00%
434.29%
534.29%
622.86%
7912.86%
81521.43%
91724.29%
102028.57%
作品の標準偏差 1.78
このレビューの偏差値 30.21
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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