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ジョゼと虎と魚たち(2003) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ジョゼと虎と魚たち(2003)
製作国
上映時間116分
劇場公開日 2003-12-13
ジャンルドラマ,ラブストーリー,青春もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 見終わった直後は,割といい映画だったとは思ったもののどこか釈然としないものがあった。それは,やはり二人の恋愛の結末。
しかし,この映画は,また前の恋人とよりを戻した恒夫の行動の是非を問う映画ではもちろんない。「野生の王国」のように撮ってもらうよう監督にお願いしたという脚本家の言葉から分かるように,恒夫の行動がいいとか悪いとか,そういうことではなく,かつてそういうものとして存在してしまった、人生の中のひとつの季節を描きたかったと思うのだ。発想が少し飛躍するが,人は少年から青年になるとき,かつて遊んでいた公園などの場所を訪れるものだという。別れを惜しむということとはちょっと違う,かつて確かにそこに存在していた時間への思いともうそこには決して戻ることはできないという諦念。・・・そういう意味ではラストの恒夫の号泣にはすごく納得がいった。こんなにリアルで残酷な恋愛映画はあまりない。
のりさん 8点(2004-02-05 09:54:57)
その他情報
作品のレビュー数 195件
作品の平均点 7.14点
作品の点数分布
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93115.90%
10136.67%
作品の標準偏差 1.73
このレビューの偏差値 52.86
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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