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昭和のコメディー雰囲気バリバリのコミカル怪獣映画。人間の味方の怪獣ダイゴロウがもう、お腹が出たカバが立ったよーな感じの、かなりヘンテコな造形で、仕草もかなり人間っぽい、てか、人間の子供っぽい。で、こいつが宇宙から飛来した凶悪な怪獣と対決するって話。凶悪な怪獣の方も、そんなに力いれて作った感じじゃないほどの出来。しかも、こいつが平気で街を破壊してるのに自衛隊のたぐいは登場せず、もちろん逃げまどう人などのパニックシーンもない。この怪獣の角の能力をおさえるために、角に袋をかぶせにいくのが町の鳶職人のくまさんとかヘンテコ発明家のおっちゃん。自衛隊とか警察とかなにしてんねんって突っ込みは野暮なんですわ。だってコメディーだから。そんな描写はいらいないの。下町人情のあふれる人たちや子供たちが、コミカルな演技をしながらダイゴロウを助け、ダイゴロウががんばればそれでいーねん。たぶん。笑いは昭和だけど、意外にもエコなんかの要素もあったり、もちろん三波伸介の下町ドタバタ劇ありで、怪獣と人との合成映像もそれなりにばっちりで、しまいには俺もなんだかダイゴロウ応援してました。ただし、け、どうせ人間の事情で怪獣戦わせて 動物愛護的に描かれてるけど結局は人間の道具じゃんねーか、ダイゴロウがかわいそーだってゆう冷めた見方をしてしまえば、まったくおもろくないですわ。俺?俺は基本こーゆう映画ではあんまなんも考えてないので、なんか楽しめました。
【なにわ君】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-02-27 19:18:32)
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