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波止場(1954) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 波止場(1954)
製作国
上映時間108分
劇場公開日 1954-06-22
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ヤクザ・マフィア
レビュー情報
《ネタバレ》 かつての山口組と神戸港の例を挙げるまでもなく、不定期に大量の肉体労働者が必要となる「波止場」とそれを取り仕切る「闇組織」とは相即不離の関係にあります。また、川岸・河原や海岸・湾口など、日常生活圏との「境」の場所が、「不浄」と「聖性」の二重の意味を付与されて被差別的な場所となりやすいことも、社会史を齧ったことのある人には常識でしょう。また、本作の基本的構図――不正で悪どい権力者と、その支配下でぬくぬくと生活し、悪を憎む心がないわけではないものの、その保身ゆえ付和雷同せざるをえない大衆、そしてその覚醒を図る宗教者――も、文字通り古典的。M・ブランドの立ち位置によって単純な勧善懲悪モノに堕していないところに好感が持てました。
アイアン・バタフライさん 7点(2004-04-12 11:44:30)
その他情報
作品のレビュー数 59件
作品の平均点 6.32点
作品の点数分布
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211.69%
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61525.42%
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946.78%
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作品の標準偏差 1.43
このレビューの偏差値 53.31
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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