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《ネタバレ》 タイムトラベルものは難しい。時間遡航で起きるパラドックスをどこまで受け入れるか?というか、観るモノに「受け入れさせるか」が肝になる。 その度合いによって納得することも、あるいは陳腐で見るに堪えないレベルにもなる。 本作はひねりも利いているし、編集も巧いし、役者もみんな良い演技をしている。でもタイムトラベルものとしての醍醐味は些か薄いと言わざるをえないかな…? そもそも後半に至ってTK(テレキネシス)が重要な意味を持つ、って事に前半で小さな伏線を張っているけど、だから何だ?そもそもシドが殺されない(善良に成長することを予感させる)ってことは、ループが発生しないってことだから、実は物語の骨格は破綻している。 エンドロール手前で「あぁ良かった…」となるのだろうけど、タイムトラベルものとしては「んだよ!」でしかない。いや、もちろんそうは言っても諸々あって、将来は結局悪人に育ったからレインメーカーになるって解釈もできるけど、それ捻りすぎ。 だれかマイナス・ゼロ(広瀬正)を映画化しないかなぁ…。
【crushersyu】さん [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2012-12-25 20:43:42)
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