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東京の休日(1958) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 東京の休日(1958)
製作国
上映時間87分
劇場公開日 1958-04-15
ジャンルドラマ,ミュージカル
レビュー情報
《ネタバレ》 こういうのを観光映画っていうのですかね。地方の人に東京のレビューを見せるというのが眼目の作品なのでしょう。で、そこで踊られるダンスなのだが、冒頭のがじつにエロい!ソロで踊る女性の身体の使い方はありえないほど決まっていて着衣にもかかわらず色っぽいことこのうえない。たった20秒程の短い踊りだが男女間のすれ違いをも表現しきった素晴らしい振り付けだ。その後もなんやかやと舞台のシーンが差し挟まれるがなかなかこの踊りのエロさを超えられない。みんなそこそこいやらしいのだがやはり最初の彼女がアタマひとつ抜けている感じ。そんなつもりで見始めた映画じゃなかったのに期待するのはセクシーダンスのみで、お話はどうでも良い。もともとたいしたストーリーじゃないし、主役の野放図な大根さも真面目にドラマを見せる気などないことを表明している。ちょいエロの舞台が続き、エッチな踊りがもっと観たいよー!と、もどかしく感じているところに、出ました、トリは怪人宮城まり子先生。えっ、なにそれ。ここまでと全然次元の異なるお方でしょうが。ねむの木学園でしょうが……当時31才の彼女が例によって子供役を演じながら歌う「ふるさとのおっかぁの唄」はそれまでの堰き止められたリビドーに液体窒素をぶっかけるような破壊力で呆然としたチンポをおきざりにしたまま映画は爽やかに終わってしまった。いったいこれを見てどう感じろというのだ!制作者は頭がおかしいのではないか。しかし冷静になって考えてみると簡単に先が読めてしまうものよりはこういう狂った作品の方がずっと面白い。
皮マンさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2008-06-05 16:51:45)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 4.80点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.98
このレビューの偏差値 62.50
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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