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よっぽど小津安二郎が好きな監督なんだろうなーと思った。でも似ているのは雰囲気だけで、中身は薄い。現実感にこだわりすぎたためかドラマ性がほとんどなく、抑制の度合いを越えて単なる退屈な代物になっている。厚みのある台詞や演技は皆無で、最後まで観ても登場人物の人となりすら伝わらない。映像やシンプルな音楽の使い方が秀逸で、美しいと思える場面もあったけれど、いかんせん人間が描けていない。
【no one】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2007-12-16 17:52:06)
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