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愛を読むひと のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 愛を読むひと
製作国米,独
上映時間125分
劇場公開日 2009-06-19
ジャンルドラマ,ラブストーリー,法廷もの,戦争もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 ナチス時代のユダヤ人300人殺害事件、その責任者としての罪を被ってまでハンナが隠したかった秘密。法律を学ぶ者でも、あるいはかつて愛し合った仲でも(だからこそとも言える)その重い意思は尊重せざるを得なかった。一方ではハンナが犯した罪を憎む気持ちもあっただろう。複雑な苦しみを抱える若いマイケルはただ涙を流すことしかできなかった…。時が流れ、大人になったマイケルは本を朗読したテープを刑務所のハンナに送るようになる。とても感動的な場面だ。ハンナはそのテープをもとに読み書きを覚え、手紙を書けるようになった。しかしマイケルは手紙を返さない、よく分からないが、反省の言葉を待っていたのだろうか? ハンナは裁判にかけられるまで自分の罪について考えもしなかったという。ハンナに責任を押し付けようとした他の元看守のような卑劣さは無いけど、それよりさらに恐ろしいのがハンナの罪の意識の希薄さなのだろう。マイケルはハンナを愛してはいた、しかしドイツの過去はそれだけでは済まされないほど多くの人に大きな傷を残しているのだと感じた時、この映画の重さがずしりとのしかかってきた。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-25 20:41:12)
その他情報
作品のレビュー数 78件
作品の平均点 6.65点
作品の点数分布
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111.28%
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61620.51%
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956.41%
1022.56%
作品の標準偏差 1.52
このレビューの偏差値 55.84
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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