Menu
 > 作品
 > オ行
 > おとうと(1960)
 > リーム555さんのレビュー
おとうと(1960) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 おとうと(1960)
製作国
上映時間98分
劇場公開日 1960-11-01
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 弟との関係はもちろんだが、クリスチャンでリウマチの継母との関係がなかなか興味深い。継母は典型的イヤミおばさんかと思いきや、決して悪い人ではなかった。自身が晩婚で苦労したため、げんには若いうちに嫁に行ってほしいと思っているし、碧郎の更生を願う気持ちにも嘘はない。入院した碧郎に入信を勧めるつもりでいたが、もう、その必要はないと涙を流した場面では、はっきりと愛情を感じた。田中絹代の力も大きいんだろうけど、一癖あるから面白い。げんもげんで個性的。当時28歳の岸惠子が女学生を演じているため、演技に不自然なところがあるが、その不自然さが個性?。訛りなのか何なのかよく分からないけど、言葉遣いがたまに独特な感じになるのも良かった。幸田文の自伝的作品だと知ると、やはりぐっとくるものはある。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2012-10-03 21:43:14)
その他情報
作品のレビュー数 22件
作品の平均点 6.23点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
314.55%
414.55%
5522.73%
6522.73%
7522.73%
8522.73%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.38
このレビューの偏差値 59.32
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
おとうと(1960)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS