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子供の頃に芦屋雁之助版の再放送をよく見ていたので、最初は小林桂樹版に慣れるかどうか不安もあったが、見始めるとこれが実に面白い。いきなり「母が死んだ」「自分は16歳(だいぶ無理がある)」と嘘をつく清、脚色されたTVドラマ版の心優しい画伯ではなく、本当の山下清を描いているのだと感じ、TVドラマ版を切り離すことができた。ほんわかした雰囲気の中で悪気のない毒を吐いたりする清がコミカルかつシュールで、戦中、戦後の苦しい時代が舞台ながら最後まで笑える作品に仕上がっています。
【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-11-16 20:13:57)
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