| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 この映画に出会えた事を本当に感謝しています。2度、3度と見ていてもラストではいつも心がいっぱいになります。この映画を「ご都合主義的な愛国映画」と批判なさるようですが、それはこの映画がある意味教訓的なテーマも併せ持っているからでしょう。個人的にはこの映画の「ご都合主義」には目をつぶれます。フォレストとジェニーの人生は既に指摘される方も多いように、アメリカの表舞台と裏社会を反映しています。フォレストに反し、ジェニーは成功に向けて活動するほど、どん底に落ちていってしまいます。フォレストの「羽」の話にたとえると、彼が羽のような人生で、ジェニーは運命に従ったことになるのでしょう。しかし、成功を物にするフォレストは本当に幸せだったのでしょうか。彼が人生で求めていたものは友達だったのではないでしょうか。その事を考えると、彼の行動の多くが孤独を紛らわすための行動と見ることができるでしょう。だから、ジェニーが子どもの事を告白したときには「よかったなぁ」と思い、ラストの子どもとのやり取りには本当に泣かされました。羽が舞い上がっていく終わりかたも最高に印象に残りました。トム・ハンクスの演技、音楽、どこかほのぼのとした故郷の風景、全てが素晴らしく、まさに宝箱に入れてとっておきたいような映画となりました。
【マイカルシネマ】さん [地上波(吹替)] 10点(2004-11-13 17:32:38)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |