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ジョン・ウーのハリウッドでは今ところ唯一の傑作でしょう。ストーリーが単純なかわりに見せ場を作る演出が非常にうまく、火花が飛んだり、派手に爆発したりとアクションシーンの一つ一つがまるで芸術作品のようでした。さすがにジョン・トラボルタとニコラス・ケイジのキャスティングは失敗でしょうが、二人はそんなハンディキャップを吹き飛ばすような好演をみせていました(最初に見たときは本当に入れ替わったんだと思ってました)。後半のボートチェイスでは二人はどこか超人のように見えてくるときもありましたが、それでもアーチャーにも危ういシーンがちゃんと存在したことを考えると、やっぱりウーの演出によるものだと思いました。キャスターの最期もよかったです。やっぱり悪役は最期まで強気でなくちゃ見ていられません。普通なら9点あげてもいいと思いましたが、個人的には「狼/男たちの挽歌」がベストだと思うので8点です。
【マイカルシネマ】さん [地上波(吹替)] 8点(2004-12-19 23:40:06)
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