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ベッソンのコミカル・アクションの先駆けとなる記念碑的な作品、この映画は頭を空っぽの状態にして観るに限ります。ストーリーは妙にテンポの良すぎる展開、ご都合主義、とってつけたようなコーベンの経歴とカンフー、メッセージなど突っ込みどころを上げていたらきりがありません。ベッソンもこれだけ面白そうなSFセットを使いながらどうしてこんなありきたりなストーリーにしてしまったのでしょう。前半部をコメディにしてしまったのが後半のシリアスな展開にほとんど説得力を持たせないのです。前半でただ馬鹿なだけだったエイリアンが後半で急に強くなってるし、ゲーリー・オールドマンも今回はイマイチでした。ただ、こういったストーリーとドラマの部分さえ無視すれば楽しめるシーンは結構あるわけで、裏ブレードランナーのような都市デザインや、迫力あるアクションシーンは理屈抜きに引き込まれました。特にオペラはすごかったです。M・ジョボヴィッチも演技下手で最初はなじめなかったですが、結構なはまり役だったと思います。海外でそこそこの評価を受けるのも少しはわかるような気はしました。
【マイカルシネマ】さん [地上波(吹替)] 6点(2004-11-12 22:57:10)
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