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《ネタバレ》 一言で言えば「老いて尚、メル・ブルックス翁は意気軒昂!」。
日本では、ミュージカル=愛と感動の名作ってイメージが強すぎるが、 『プロデューサーズ』の原作は、メル・ブルックス翁ですぜ。 『ヤング・フランケンシュタイン』で、怪奇映画ファンを大笑いさせたメル爺さんですぜ。 『珍説世界史』だの『サイレントムービー』だの『スペースボール』だの『キング・オブ・タイツ』で、何億もかけたパロディ映画で世界中を笑わせたメル爺さんが、 愛と感動の名作なんか撮るわけねーーーーーじゃんっ! まず、オープニング30分は、旧き佳きミュージカル映画です。 ちょうど30分経過から、だんだん色んなことがグニャリと曲がってくる。 ナチスなドイツ野郎が笑える。ドイツ料理が好きとか、WW2のドイツ軍が好きなら、腹を抱えるほど笑える。 そして、演出家はフランスチックなゲイ、その助手はイタリアンなゲイ、スタッフはビレッジ・ピープルなゲイ。 「ゲイ・カルチャーってステキよね♪」なーんて、知った風な口をきいてやがるサブカル小娘を撃破! スウェーデン娘は、性におおらかで開放的なんていう定番ギャグあり。 前半30分を過ぎたら、国辱ギャグ満載。 こういうのは、なにかというと、すぐに「差別だ」って騒ぐ大脳が麻痺した常識人にはオススメできません、この映画。 っていうか、この映画は、本当の意味で国際感覚があるかどうかの試金石かもw 【伊達邦彦】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-01-10 18:32:51)
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