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《ネタバレ》 上意討ちで倒す相手にも正当な理由があった。不条理だ。しかし自分の仕官のためには仕方がない。本来罪のない者を討ち取った清兵衛だが、藩命で正当化された。
この映画は原作にない終わり方をする。私たちは、娘のナレーションの形で清兵衛が維新の時の戦いで、藩に殉じて死んだことを知らされる。維新後生き残って幸せな晩年を全うしたのではなかった。 上意討ちに含まれていた不条理に対してバランスが回復する、私はこの終わり方に満足だ。 現実の世の中はそうはいかない。不条理がまかり通り、バランスが回復しないままだ。この映画のように、タイムラグのなかでいつかは因果応報という具合になってほしいものだが・・・・ 【トンビの目】さん 10点(2004-02-27 05:57:11)
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